手技映像を見るVS手技セミナーに行く

ABOUTこの記事をかいた人

杉本 郁

1991年6月生 はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師の免許を所有。自費による鍼灸マッサージ院に就職後23歳で副院長、24歳で院長を経験。その後25歳で退社・独立。自身の治療技術に限界を感じ、より技術の高い先生のサポートをする様になる。“治して欲しい患者“と“治せる技術を持つセラピスト“を繋げるためWEBマーケッターとして活動中。
Part1

Part2

ここ最近WEB関係の話ばかりをしていて、本当にセラピスト・治療家向けの内容を話すのは久しぶりな気もします。

僕は今も鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師として実際に施術をしています。そして嬉しいことにこのようなWEB関係の仕事も依頼を頂き、さらに昨年末あたりから、カメラマン的な仕事も頂ける様になりました。

治療法を教えるテクニックセミナーの撮影や有名な治療家さんのテクニックDVDの映像撮影など写真だけで無く、動画の撮影もやるようになりました。

そして、この記事の執筆時点2018/01/10において、既にテクニックの撮影を5回行いました。

テクニックセミナーを2回、手技映像を3回。
つまり1年が始まって10日間の内5日間は、手技のテクニックを学んでいたという事になります。

こういうことを伝えると嬉しいことに

凡人
タダで治療テクニック学べて良いじゃないですか!

とか言ってくれる人がいます。

これを治療家の人が言ってしまうと、本当にかわいそうだな…。と感じてしまいます。
何故なのか?というところは、たぶん次回になります。(この記事の最後に作成次第リンクを繋げます。まずはこの記事を読んで下さい)

今日はまず、手技映像を見るVS手技セミナーに行くこの違い・それぞれのメリットデメリットについてお話ししていきたいと思います。

映像を見るメリット=セミナーに行くデメリットとなります。同じように、
映像を見るデメリット=セミナーに行くメリットになります。
そっくりそのまま反対にしてもらえると分かりやすいのでその様な構成で書いていきます。

映像を見るメリット・セミナーに行くデメリット

手間

手技映像を見る事の最も大きいメリットがこの“手間”では無いでしょうか?

基本的に、注文ボタンを押したら映像が届くのを待つだけ。自宅にDVDが届くまで待つというタイムラグが発生する場合はありますが、最近はオンラインで見られたり、ダウンロード出来たりで注文後すぐに見る事が出来る場合も少なくありません。

どちらにしても、注文者側は“待ち”の姿勢で、提供者が映像を渡してくれるのを待つだけなので、めんどくささが全くありません。待ってればきますから。

逆にセミナーに行くのはやっぱり大きな手間になります。何か色々準備したり、会場を聞いたら最寄り駅を調べたり、電車なら乗り換え方法を考えたり。待ちの姿勢では無くなりますので、自分から何かしなければいけないという事が増えます。

この点、その手間の“数”や”工程の多さ”などを考えると、やはり勝手に映像が自宅或いはメールアドレスに送られてくる方が圧倒的に手間が掛からないと言えるでしょう。

時間

これも映像に収められているというメリットの大きい部分です。“一時停止”押してしまえば、とりあえずそこで映像は止まります。急な来客や予約。誰かとご飯に行く予定や、眠くなったとき。理由は様々ですが、一時停止出来るメリットは映像ならでは。

そして、一時停止したところからまた見始めれば良いだけなので、見落としもありません。さらに、自分の好きな時に見られるというのも最大のメリットですね。予定が空いた時間に見れば良いワケですし、通勤時間が長い人は携帯でその映像を通勤時間中に見る事も出来るかもしれません。

その点、全く融通が利かないのがセミナーに行くこと。セミナー時間は決められていますし、時間帯によってはとっても眠くなるときもある。そして寝てしまったら、その間の部分の内容はすっぽり抜けてしまう。気が付いたら重要な所が終わっていた。講師の人が言ったことをメモっていたら、今言っていた内容が飛んでしまい理解を深められなかった。

などなど、リアルタイムの怖さというのは大きいですね。

回数

基本的にセミナーは開催されたそのときの内容は一回きり。前項でも話しましたが一時停止も出来ないので、ずーっと内容が流れていくようなもの。
その点映像は既にメディアに収録されていますので、“いつでも”“どこでも”“何回でも”見る事が可能です。映像コンテンツの何より強い部分が何回も見る事が出来るという部分です。

無料の手技映像などですと、期間限定公開である時期を過ぎると見られなくなる事はありますが、DVD映像など買い切りのものに関しては映像が見られなくなることはほとんどありません。
そして、視聴制限も無いため何回でも見られます。

もしかしたらDVDの場合、“DVD自体の劣化”で見られなくなる可能性はありますが、オンライン映像の場合、インターネットというものがなくなるまで半永久的に見る事が可能です。

セミナーは自分でメモった内容でしか復習できない。基本的に一回きりのものです。最近では、参加したセミナー映像をプレゼントしてくれる事があります。こういったフォローがあると映像のメリットは薄まってきますね。

精神的疲労

セミナーに行く場合、知らない場所に行かなければ行けなかったり、知らない人と話さなければならなかったり、知らない人とペアを組まなければ行けなかったり。と、ことある毎に初対面、初めてのことが多いです。

知らない人と話すのは緊張しますし疲れます。知らない土地に行くのも疲れますし、迷ってセミナーに遅れないようにしなければいけない等の不安も出てきます。

それらの不安が全く無いのが映像コンテンツ。家にいれば見られますし、別に誰とも話す必要も無い。ストレス無く事を終えることが出来るのが映像の強みですね。

金銭

これは映像コンテンツのメリットになるのか分かりませんが、セミナーに行くとなると交通費も掛かります。その後の懇親会があればそこに参加するための費用も掛かります。セミナー参加費以外にも諸々掛かってきてしまう可能性はあります。

ただ、これは映像コンテンツの完全な優位になるかというとそうでも無いパターンがあります。
セミナー参加費が映像コンテンツ代よりも安い場合がありますし、交通費や懇親会費を加味しても結局、映像の方が高い場合もあります。

私の知る限り映像コンテンツの相場は、2万円〜4万円程度。セミナー参加費は安いところなら5,000円台、3万円台の比較的高めのものもあります。安いセミナーだったらむしろ、金銭的メリットはセミナーに参加する方かもしれませんね。

さぁ、続いて“手技映像を見るデメリット・セミナーに行くメリット”に行きたいと思います。

手技映像を見るデメリット・セミナーに行くメリット

姿勢

手技映像は基本的に手元を映すという事が多いです。そのため、術者がどの様な姿勢でやった方が楽なのか?やりやすい姿勢はどの様な姿勢なのか?力の入りやすい患者さんとの距離感はどれくらいなのか?という様な全体像は収めることが出来ません。

映像を提供してくれる親切な施術者の場合、手技をやる際の姿勢の注意点を口頭で伝えてくれることが多いのですが、僕が買った教材の中ではその様な人は少ない印象です。なので、僕が撮影するときは、講師となる先生になるべく“気をつけるべき姿勢”を口頭で言ってもらうようにしています。

手技を行っている最中の姿勢を細かく見られるのはセミナー会場で実際に手技をやっている先生を遠くから見ているときや、自分がその手技を受けているときに観察するしかありません。
映像にそこが映っていればよいですが、映っていなかったときは自分で試行錯誤しながら最適な姿勢を見つけていくしかありません。

方向

これは所謂“圧方向”の事ですね。ベッドに向かって真下に。等という表現が分かりやすければ良いのですが、例えば腰方形筋に対してのアプローチをする際はベッドの方向へ真下に。では適正な圧方向とは言えません。

その最適な圧方向を口頭でしか伝えられない映像は、内容が半減してしまうような印象です。人間の筋肉に刺激を与えるとき基本的には垂直圧が原則になりますが、筋肉の方向に沿って最適な垂直は毎回異なります。

そして、伝えてくれている手技はどの方向へ圧を加えるのが最適なのか?は実際にやってもらうか、直接手を握ってもらう等しなければ理解出来ません。そういった細かい内容まで知れるのはセミナーに参加することならではですね。

力加減

受講生
意外と力弱いんですね

これは僕が実際にセミナーを撮影していて、受講生が最も多く口にする言葉です。

一見しただけでは、意外と強く圧迫していそうだけど実際の所そこまで強く押していない。強く押していないケド圧痛が結構ある。これはピンポイントで適正な箇所を抑える事でその様な現象が起きているのだと思います(たぶん)

強く圧迫すれば誰でも痛くすることは可能です。ですが、講師の先生はそれほど強く押していないのに、患者役に人に圧痛などを出す事が出来ます。それはしっかりとポイントを抑えているから。そして前項で話した適正な圧方向で押さえているから。

そういった細かい所まで知ることが出来るのがセミナーの良い所です。そして皮肉なことにこれらは臨床で手技を活かすという目的において1位2位を争う重要度です。それらをリアルで修得出来ないのが映像コンテンツのデメリットと言えるでしょう。

実践

これが映像コンテンツの最大のデメリットであり、セミナー参加の最大のメリットです。

映像コンテンツは基本的に見て終わり。しかしセミナーに参加して実技をする時間があればそれを受講生同士、或いは講師の先生にすぐに実践することが出来ます。

講師の先生に実践する事が出来れば、とても細かい所までフィードバックを得られます。セミナー受講生が複数人いればそれらの一人一人のカラダに触れる事が出来ます。人間の体はそれぞれ若干異なります。

女性と男性の体でもそれぞれ異なりますし、同性同士でも日常生活から色々な歪みを蓄積したカラダは十人十色。それらのカラダを持つ人が一堂に集まるのがセミナー。そしてそれらのカラダを一日で触る事が出来るのがセミナーです。

まとめ

ということで、それぞれ一長一短ありますね。
メリットの数は映像コンテンツの方が多いですが、その数以上に補ってあまりあるセミナーに行くメリット。それが色々な体の人に手技を実践出来る。と言う事です。

これ以上のメリットはありませんし、最大にして最重要のメリットです。
このためだけにセミナーに行く手間と費用を出してもおつりが来るくらいです。

ただ、
『セミナー会場が遠くて気軽にはいけないンです』
という方も当然いらっしゃると思います。

そういった方にはやはり映像コンテンツはとてもオススメです。
しかし、その映像だけで満足するのでは無く、気に入ったテクニック映像に関しては必ずセミナーに参加して下さい。

あちこちセミナーに参加するのはつらいですし、かといって手技映像を集め続けても実際に自分の臨床に落とし込めるのか、学んだ手技を最大限活かせているか?は分かりません。

実際にその手技を臨床で使われている先生のリアルな話を聞き、リアルな施術を受ける。と言う事が重要です。

ちなみに…
目にした手技を一番早く臨床に落とし込む方法は自分で受けてみるという事です

手っ取り早く臨床に活かしたいのであれば、講師の先生の手技を実際に受けてみて下さい。
そうすると体の動かし方、圧の加え方、圧の方向、持続時間などなど。テクニックにおける重要な要素がいくつも盗む事が出来ます。

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