サロンが注意すべき薬事法・景品表示法

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杉本 郁

1991年6月生 はり師/きゅう師/あん摩マッサージ指圧師の免許を所有。自費による鍼灸マッサージ院に就職後23歳で副院長、24歳で院長を経験。その後25歳で退社・独立。自身の治療技術に限界を感じ、より技術の高い先生のサポートをする様になる。“治して欲しい患者“と“治せる技術を持つセラピスト“を繋げるためWEBマーケッターとして活動中。

お客さんを集客するために広告を配信したり、自社のHPを色々と調整したりしていると思います。

先生方が出来る範囲での商品提供・キャッチコピーの表示をしていらっしゃると思います。
もう既に周知の事実となっているので、良くご存じの方も多いと思いますが改めて法律違反にならない様に関連法規について知っておいて下さい。

後半に簡単な表現方法の問題があります。参考にしてみてください。

    目次

  1. はじめに
  2. 法規上の表現
  3. 実践的広告表現

サロンが提供するサービスとは?

まず整体や鍼灸・接骨院、カイロなどの広告規制を考える前に、そもそもこれらのサービスはどの様なものなのか?という事を明らかにしておく必要があります。

医業類似行為

これは鍼灸師さんやマッサージ師さん(ここで言うマッサージ師国家資格保持者)・柔道整復師さんは、よくご存じだと思いますが、これらの人達が提供する行為は医業類似行為と呼ばれています。

あくまで類似行為ですので、医者の治療そのものではありません。
医者の治療は医療行為であり、この医療行為は医者にしか出来ない。と法律でしっかり定められています。

あはき法

鍼灸師さんやあん摩マッサージ指圧師さんなどは、『医療行為』は認められていませんが、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(以下あはき法)で『医業類似行為』をする事は認められています。

医業類似行為

疾病の治療又は保健の目的を持って光熱機器・器具その他の物を使用し、応用し、又は四肢若くは精神作用を利用して施術する行為であって、医師の専門的知識、技能を必要としないもの(法の定義)

医療行為じゃないけど、それに近い体が良くなりそうな(治せそうな)行為はやっても良いよ〜みたいなことです。

表現方法は?

本来はあはき法で掲載しても良い内容が決められています。

  • 施術者の指名及び住所
  • 業務の種類
  • 施術所の名称及び電話番号
  • 施術美または営業時間
  • 予約・休日・出張による施術の実施
  • 駐車場の案内

私が伝えたいのはこんな定型文の内容では無く、もっと実践的な内容です。

こんなことは教科書を見れば分かる内容です。
そんなどうでもいい内容は教科書を見て勉強してください。ただ、前提の知識としてこれまでの内容はサラッと頭に入れておくようにお願いします。

実践的広告表現

基本的にNGな効果・効能表現の基礎は

  • 身体の組織機能の一般増強、増進を主たる目的とする効能効果
  • 疾病の治療または予防を目的とする効能効果
  • 医薬品的な効能効果の暗示

基本的な考え方としては『治す・予防』『増強・増進』がダメな表現といえます。

Q.『瞬間』や『持続する』という表現は?

施術時間は一瞬です。という様な表現はただの説明なので、ここで問題としているのは施術時間自体の説明ではありません。

施術した後一瞬で体の変化があります

という表現だったり

当院の施術は3週間は効果が持続します!

という表現についてです。

効能効果の発現程度

『医薬品等適正広告基準』の【基準3(8)】『効能効果の発現程度』のルールに抵触する恐れがあります。

【基準3(8)】では即効性表現及び作用時間を命じ・暗示する表現を禁止しています。

“瞬間”は速攻性表現、“3週間効果が持続します”は作用時間の明治表現に該当する可能性があります。

Q.階段の上り下りが楽々!

お客様の声としてでは無く、当院の施術で階段の上り下りを楽々できる様にしませんか?というような表現になります。

身体の機能変化

2012年の資料には『ツライ階段の昇り降りがこのサプリで楽々に!』という表現がダメな例として示されています。

このパターンは健康食品のパターンでしたが、健康食品も明確なエビデンスが無い限り表現する事は禁止されています。つまり我々セラピストの表現も同様に、しっかりとしたデータ明記が無いにも関わらずこのような体の一部や全体など、機能が改善する様な表現はダメだと言えます。

Q.痩身コース

エステなどでトリートメントのコースとして設定されていることが多い痩身コース。これ自体はどうなのでしょうか。

物が対象

医薬品医療機器法(旧薬事法)では『物』を対象としており、施術などの『行為』は対象にしていません。
従って、薬事法上は関係ないので『痩身』は表現しても問題ありません。

ただし、耳のツボに鍼で刺激を与えるなど人体に危害を及ぼす恐れのある施術行為は医療行為に該当するので医師法違反になります。

また、この痩身コースで○○キロ痩せることが出来ます。など身体の変化を明確にしてしまうと違反になりますので、ご注意下さい。

まとめ

最後の問題は正解出来たでしょうか?
法規上怪しい。もしかしたら抵触するかもしれない。という部分をお伝えしています。

実際に裁判で争ったら問題無かった。みたいな状態になる可能性もありますし、実はリスティング広告でこれらの表現を使っても配信してくれるときもあります。(判断基準がGoogle独自の基準なので)

なので、これが全部ダメ。というわけではありません。
いけるかな?いけないかな?というグレーゾーンをせめて行けば問題は無いかと思います。

しかし、絶対にやってはいけないのが法に触れる触れない関係なく

お客様が不利になる表現

これは絶対に避けて下さい。
本当にお客さんの役に立ちたいと考えているのであれば誇大広告などを使わずに正規の方法で集客をし、正規の方法でお客様の生活水準を上げる役を担って下さい。

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